お肉の部位は数多くあります。ロース、ヒレ、バラ、モモなどの主要部位をはじめ、馴染みの少ない内蔵まで、それぞれの部位に個性や特徴があります。馬喰一代では、牛を知り尽くした職人が、一切の妥協無しで一頭買いしているので、さまざまな部位を、余すことなく提供しています。厳選した牛の部位が、最高の状態、最高の食べ方でお楽しみいただけます。ぜひ、各部位の個性をより深く知っていただき、余すことなく飛騨牛を味わい尽くしてください。
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1:タン【炭】【刺】
御存じ、牛の舌。つけ根の「タン元」はキレイなサシが入ってて、とても柔らかいです。
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2:ネック
よく動く場所なので、キメの粗い筋肉質な肉です。でも旨味は十分。煮込めば煮込むほどおいしいです。
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3:カタロース【しゃぶ】【すき】
鞍の下にあるから「クラシタ」とも言います。キメ細かい霜降り。
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4:ハネシタ【炭】【刺】
肩ロースの下あたりに座布団のように重なって付いているので「ザブトン」とも言います。筋のない、とても良い肉です。芸術的な霜降り!
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5:カタ【しゃぶ】【刺】
腕の部分の総称。全体にうま味やエキスの濃い部分ですが、「ミスジ」「カタサンカク」「トウガラシ」「ハトチマキ」などのいろいろな筋肉の集合体です。
◎トウガラシ…身のつまった赤身。
◎カタサンカク
◎ハトチマキ
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6:ミスジ【炭】【しゃぶ】【すき】【刺】
肩甲骨の内側にあり、一頭から2~5キロしか取れない貴重な肉。しゃぶしゃぶにミスジが出たらラッキー。
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7:サーロイン(特上ロース)【炭】
背中のリブロースからモモに続くあたり。筋がなく、サシが細かくまんべんなく入っていて、とろけるほど柔らかいです。
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8:リブロース【しゃぶ】
サーロインよりちょっと筋が多いですが、サシがきれいに入っています。脂身の甘味、肉そのものの風味が詰まっています。極上すき焼きに最高。
◎ロースカブリ
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9:ソトモモ【しゃぶ】【刺】
脂肪の少ない、硬めの肉質。でも、「モモヌケ」と呼ばれる、ここまでスーッとサシの入った牛もいるのです。それが「最とび」!
◎センボンスネ
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10:ヒレ【炭】
全体の約3%しかない、牛肉の最高峰。牛の身体の中に大切に眠っている、最も柔らかい肉です。
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11:シャトーブリアン【炭】
ヒレのなかの中央部、最も厚みのある一部分の事を言います。一頭から数キロしか取れないヒレのさらにその一部ということで、究極の稀少部位として最高級牛肉のひとつに数えられています。
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12:ウチモモ【刺】
赤身の大きな固まりで、一頭の中で最も脂肪の少ない部位です。柔らかい部分と硬い部分が混然一体となっています。
◎小モモ
◎ウチモモカブリ
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13:ランイチ【炭】
「イチボ」「ラムシン」「ランプ」に分かれます。
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14:イチボ・ラムシン・ランプ【刺】
◎イチボ…お尻のエクボのあたり。ランイチの中にほんの少しだけある、キメ細かい繊維の珠玉の肉。
◎ラムシン…関東では「ランボソウ」とも言います。ヒレに次ぐ柔らかさの、腰の肉になります。
◎ランプ…赤身の中に適度にサシが入って、やわらかいです。
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15:カタバラ【炭】
ろっ骨の内側あたりの肉。肉質はしっかりしていますが、霜降りのキメ細かな肉。「ブリスケ」や「サンカクバラ」もここにあります。
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16:サンカクバラ【刺】【炭】
バラ肉のキング。ろっ骨の部分を切り取ると三角形になるところで、一頭からわずかしか取れない極上カルビです。
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17:ソトバラ【炭】
腹の下側にある肉で、一般的にカルビと呼ばれるのはココ。上部にあるのが「ナカバラ」で、脂肪が多めです。
◎ササニク
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18:ナカバラ【炭】
◎カイノミ…中バラの中に、貝のような形でちょこっとだけある至極の肉。見事なサシ!
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19:ハラミ・サガリ【炭】
牛の横隔膜。内側をハラミ、そしてそのハラミにぶら下がっているものを「サガリ」。サシもありますが、歯ごたえが独特!
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20:スネ【刺】
前足は「マエズネ」、後足は「トモズネ」。筋が多く硬めですが、煮込めばうまい!コラーゲンたっぷりの良いダシがとれます。
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21:シンタマ【炭】
脂肪の少ない赤身の固まり。サシの入りやすい「トモサンカク」や柔らかい「カメノコ」「マルシン」…、希少な肉の宝庫です。
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22:マルシン【炭】
シンタマに包まれた極上の赤身肉で、「シンシン」とも言います。
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23:トモサンカク【刺】【炭】
赤身肉ですが、細かいサシがほんのり入って柔らかな、希少部位です。
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24:カメノコ【刺】
少ししか取れない希少部位ですが、惚れ惚れする上等の赤身肉です。
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25:テール
高たんぱく質でコラーゲンを多く含んでいるので、長時間煮るとコクのある最高のダシが取れます。スープに最適。